我、地に伏し祈るものなり。
世界の美を司どる大いなる精霊よ、
もう一度、われらを世界の美に包まれるべく
導きたまえ。
我、畏れながら詠うものなり。
わられ小さきヒトたるものを、
守らしめよ、
大いなる地の母よ、
その腕にわれらを眠らしめ、
その息吹でわれらを消し去るものよ、
もう一度微笑みたまえ。
遠き祖霊の集うところ、
われら子孫の歩く道は、
あなた方にに通ずるものなり。
ゆるやかに繋がれ、
世界の美をわれらに伝えるものと。
我、地に伏し、天を仰ぎ、祈るものなり。
もう一度、われらを世界に美に会わしめたまえ。
我、曽祖父の太鼓を打ち鳴らし、詠うものなり。
我が拍動は、すなわち、大地の拍動。
我、祈り、詠うものなり。